十二支の御守り本尊
- ◎ 子年生まれの御守り本尊 千手観音菩薩
- 正しくは千手千眼観自在菩薩といい、千の手をもちそれぞれの手に眼をもって、慈悲の手と眼で衆生を救うと説かれている。
- ◎ 丑年生まれの御守り本尊 虚空蔵菩薩
- ◎ 寅年生まれの御守り本尊 虚空蔵菩薩
- 虚空(大空、宇宙)のように広大無辺な徳や知力を持つといわれ、奈良時代から知恵の仏として 慈悲の地蔵菩薩と並んで庶民に厚く信仰された。
- ◎ 卯年生まれの御守り本尊 文殊菩薩
- 知恵を司る菩薩で、インドに実在した人物。釈迦に付いて出家し仏典結集に参加した知恵者で菩薩の域に達したといわれている。
- ◎ 辰年生まれの御守り本尊 普賢菩薩
- ◎ 巳年生まれの御守り本尊 普賢菩薩
- 仏の理性を示す菩薩で、堅固な菩提心を示している。白象に乗って東方より法華経の信者を護るためにやってくるといわれ、また法華経が女人往生を説くので女性の信仰が厚い。
- ◎ 午年生まれの御守り本尊 勢至菩薩
- 威勢自在の菩薩という意味で、その知恵の光で一切を照らし衆生に無上の力を得させ、菩提の心をおこさせる働きをするといわれている。
- ◎ 未年生まれの御守り本尊 大日如来
- ◎ 申年生まれの御守り本尊 大日如来
- 密教世界観の中心に位する最高至上の絶対的存在を大日如来と名付けた。宇宙の根本仏とされ、この宇宙のすべての存在や現象は大日如来から現れるといわれている。
- ◎ 酉年生まれの御守り本尊 不動明王
- 大日如来の所変であるといわれ、悪を断じ善を修し真言行者を守護する役割を担っている。本来は蓮華座に座るところが、一つ格下の座に座るのは身分を落として衆生を救おうという意味であろう。
- ◎ 戌年生まれの御守り本尊 阿弥陀如来
- ◎ 亥年生まれの御守り本尊 阿弥陀如来
- 西方極楽浄土の教主で 元々菩薩であったが大願を成就して如来になるときに衆生が救われるとされている。